Takako Nakayama Labor and Social Security Attorney Office

企業型DCの資産放置総額約2,600億円

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国民年金基金連合会のまとめにより、1日、企業型確定拠出年金で約112万人分の年金資産が放置された状態になっていることがわかった。転職時などに必要な手続きを取らなかったことが主な理由で、2017年度末から1.5倍に増え、総額は昨年度末で約2,600億円に上る。(source 日本法令)

(コメント)

確定拠出年金(DC)は、企業型では、事業主が従業員に運用に関する基礎的な資料の提供や投資教育を行わなければならないという重い責務がありますが、中小零細企業ではなかなか難しいかと思います。結局は、従業員が転職等に扱い方がよくわからず、せっかく掛けた掛金もそのまま放置という状態になってしまいがちです。ですので、弊所では現段階では基本的に中小企業の退職金制度として「中小企業退職金共済」の加入をお勧めしています。